三重県津市の総合印刷会社。人と環境に優しい印刷製品が広がる社会に。

伊藤印刷株式会社

ISMS/ISO27001認証 情報管理国際認証取得/基本方針 グリーンプリンティング認定工場 全印工連CSR認定 三重県「平成16年度男女がいきいきと働いている企業」三重県知事表彰受賞 地方創生SDGs官民連携プラットフォーム

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創立70周年を迎えて

1946年創業
2016年に70周年を迎えました。

   伊藤印刷株式会社は、この2016年に70周年を迎えることが出来ました。これもひとえに皆様のご愛顧の賜物と心より感謝しております。
   伊藤印刷としては昭和21年の4月に印刷業を初代伊藤忠夫より始まりました。
   初代忠夫は、もともとは日本画家志望で戦前伊勢新聞の小説挿絵書き、またここ津市中心部にあった大門百貨店の売り出し宣伝企画、榊原温泉の宣伝企画等を仕事としていました。
   その後、戦争が拡大されるや、県内の印刷業界の印刷機械は鉄として供出され、一部の人と機械は鈴鹿海軍工匠工場内印刷工場で軍属として働くことになりました。
   その一員のなかに忠夫は字書き、絵描きとして敵軍機が到来すれば防空壕より敵視し、写生が勤めであったようです。
   戦争に敗戦し、失業の身になりましたが、鈴鹿海軍工匠工場内印刷工場での勤めが役立ち、活字を使わない印刷方法にて印刷業を昭和21年にはじめました。

初代忠夫の文字
初代忠夫の文字

   忠夫の書く文字は名人技とよばれるほどの達筆で、賞状枠のイラスト、賞状・株券・選挙ポスターなどの筆耕依頼が多かったと聞いています。
   その後、事業拡大に印刷機を導入するも、初代忠夫の妻ふみと現専務の二人が印刷機械を回し、特に現専務に至っては高校から帰宅後、毎日印刷機械と向き合って学業と仕事の掛け持ちで日々過ごしていました。
   昭和48年に代表者が現会長に引き継がれ、更なる事業拡大のため、昭和48年1月には津市搭世橋西裏へ営業所を開設、また同年6月に第2工場として旧久居市元町に建設。また従業員の拡充もはかり、先々来るであろう女性社会の到来を予測し、多くの女性を職業人として迎え入れました。
   職場環境の改善・職務権限、また理解の為、アメリカ・ニューヨークへの海外視察へ2名の女性従業員を送り出しました。
   この女性登用は現在でも変わらず、全従業員中、女性従業員は約7割で、女性パワーは弊社にとって欠かすことのできない存在です。
   創業以来、多くの女性に支えられてきた当社は、平成16年に「男女がいきいきと働いている企業」三重県知事表彰 ベストプラクティス賞を受賞しました。女性が多いということは女性にとって働きやすい環境があるということが受賞に繋がったのかなと思います。
   この数年においては女性だけではなく、高齢者の雇用、障がい者の雇用への取組み、昨年まで89歳の方が勤めていてくれたことは弊社の自慢です。今後は女性に限らず、ダイバーシティ―マネジメントを積極的に研究し取り入れ、すべての従業員がいきいきと働ける環境作りをさらに進めていきたいと思います。
   近年においては、自然環境の保護も重要なことで、印刷会社が出来る環境対策として、平成26年に日本印刷産業連合会制定グリーンプリンティング認定工場に認定(本社・工場)されました。これは次世代に良好な社会を繋げられるようにと考えたとき、グリーンプリンティング認定工場への取り組みが不可欠と考え、印刷にかかる全ての工程に対し環境負荷を見直し、環境負荷低減を推進し取得となりました。
   また、自然環境への配慮もそうですが、多様化する現代社会において人への配慮も重要です。健常者、障がい者、高齢者、子ども、また外国人と、どの人どんな人にも公平に情報が得られる社会の実現のためにメディアユニバーサルデザインの考えを取り入れ、現在9名が   メディアユニバーサルデザイン・アドバイザーとして活動しています。情報の取得手段は、紙媒体以外にインターネット・テレビ・ラジオ・看板、さらに人からとありますが、弊社で作成する紙媒体・印刷物・WEBに関して、この考えのもと作成し、情報が公平に伝わる製品提供に努めてまいります。
   このグリーンプリンティング認定工場とメディアユニバーサルデザインの考えにより、人と環境に優しい印刷会社であり、目まぐるしく変化する社会に対応する努力を惜しまず、今後もお客さまからの期待と信頼、また地域に役立つ印刷会社としてお応えして参ります。
   引き続き、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

伊藤印刷株式会社                  
代表取締役社長 伊藤誠司

伊藤印刷の取り組み

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